今回は、アスワンハイダムを紹介します。
このダムは貯水量が、世界第3位という巨大を通り越して、まるで海のようです。
それもそのはず、長さが550kmもあるのですから。
550kmと言ったら、京都~山口の下関くらいの距離!?
日本の本州の半分に匹敵する長さです。
アスワンハイダムがあるアスワンという町から、アブシンベルという町へ行く40分くらいのフライトで見下ろせたのは、水、砂、水、砂、水だけ。。。
このダムは、毎年のように起こるナイル川の洪水の氾濫防止と、農業用水確保の灌漑用水用と、水力発電の為に、1970年に完成しました。
このダムの完成に資金と資材を提供したのが、当時のソ連。
その為、ダムのすぐ近くに、高さが確か80mくらいのアスワンフラワーという記念塔も建てられ、内部には写真のようなソ連との関係を示したものや、雫や天使、握手しているような様々な模様が描かれていました。
ただ、このダムも賛否両論あるようで、農業・漁業が盛んになった反面、気候が変化したり、ナイル川下流流域の土壌が痩せたりと、良い面・悪い面が出ているようです。
どこの国でも同じような問題を抱えているのだなと。
ちなみに、初めてダムが建設されたのは、紀元前2750年の古代エジプトといわれています。