いつもブログをご覧になって頂いて大変ありがとうございます。
店長の村井です。
さて、近頃はめっきり涼しくなって(寒いくらい!)ついこの間までの灼熱地獄の事も、だいぶ昔の話だったような・・・、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
実りの秋、食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、皆さんそれぞれに楽しんでいらっしゃいますでしょうか?
何をするのもとても快適な季節になりましたね。
私もついこの間、芸術の秋を楽しんでまいりました。
東京六本木にある「新国立美術館」で開催されております、
「没後120年 ゴッホ展 こうして私はゴッホになった」
・・・に、行ってまいりました!
普段、なかなか間近で世界の芸術家の方が描かれた絵画を見る機会が少ないので、こういった企画はとてもうれしいものです。
ゴッホについてそれ程知識があったわけではないのですが、どこかの記事に「不器用な・・・」などと描写されていました・・・。
確かに初期の頃のデッサンを見ると誰が見ても”すごく上手い”とは感じられなかった作品が多かったかもしれません。
しかし画家となってからの約10年間、一生懸命に勉強し、更には短い生涯を惜しむようにたくさんの作品を残しました。
その一枚一枚に喜びや悲しみ、友情や孤独感等、心の明暗がはっきりと描写されているのを感じ、彼の心の声を少しだけ聞かせてもらえたような気がしました。
今回の企画展では、ゴッホに影響を与えた画家の方たちの作品も展示され、素直にたくさんの感性を受け入れつつも、彼自身の情熱と、頑固さを貫き通し、独特な世界を作り出してきた過程を見ることも出来ました。
また主催のTBSアナウンサー”安住紳一郎さん”の優しい語りで音声ガイドもあり、素人の私でもわかりやすく解説もしてもらえました。(下記パンフレットは音声ガイドシート・展示作品の一部です)
オランダで生れた彼が37歳で生涯を閉じるまでに、各地を巡り、たどり着いたフランスの芸術と文化に触れる事で、彼の中に秘めていた才能をより発揮する事が出来たのではないでしょうか。
そんなフランスの文化にいつも囲まれている自分をまた見直す事が出来た一日でした。